Wiseカードのデメリット5つ|フィリピン在住13年が正直に話す

Wiseカードのデメリット5つ|フィリピン在住13年が正直に話す

フィリピンに住み始めて13年。日本への送金、現地での買い物、ちょっとした両替——気づいたらWiseが生活の中心にいました。

でも「Wiseって実際どうなの?」と聞かれたら、良いことばかりは言えません。

この記事では、実際に使ってきて感じたデメリットを正直に書きます。「知った上で使うかどうか決めてほしい」というのが本音です。

結論を先に言うと——デメリットはあります。それでも私は使い続けています。


目次

デメリット① ATM出金は無料枠を超えると手数料がかかる

フィリピン生活では現金が必要な場面がまだまだ多い。市場、ジプニー、個人経営の小さなお店。カードが使えない場面では、ATMで現金を引き出すことになります。

Wiseのルールはこうなっています。

  • 月合計13,000ペソまでの引き出し → 無料
  • 13,000ペソを超えた分 → 超過額に対して2.69%の手数料

私がよく使うのは近所のBDO。引き出し自体はスムーズで問題ないのですが、月に引き出す回数が多いと無料枠をあっという間に使い切ります。

13,000ペソというのは日本円でざっくり3万円ちょっと。まとめて引き出せばひと月の生活費でギリギリ収まるかどうか、という金額です。

私は友人から「無料枠があるよ」と事前に教えてもらっていたので助かりました。知らずに使っていたら、地味にじわじわ手数料を取られていたと思います。

私の対処法: 月に一度、無料枠ギリギリまでまとめて引き出す。その現金はパレンケや、GcashもWiseカードも使えない小さなお店専用にキープ。Wiseカードが使える場所ではできるだけカード払いにする——これで手数料ゼロをキープしています。

Wiseの使い方・チャージ方法はこちら


デメリット② パレンケ(市場)では使えない

パレンケでは、カード決済はまず使えないと思った方がいいです。13年住んでいる実感として、99.99%ない。

最近は大きなパレンケでGcashのQRコードを見かけることも出てきて、「変わったなあ」と思うこともあります。ただそれはまだ例外的で、基本は現金オンリー。パレンケ=現金のみ、という前提で動いた方が絶対に安心です。

小さな食堂や屋台も同様です。SMやRobinsonのようなモールではWiseカードが普通に使えますが、ローカルな場所に入った瞬間に現金の世界に切り替わる——そのギャップが最初はびっくりするかもしれません。

現金が足りないときは、WiseからGCashに送金して対応するのが便利です。 → WiseからGCashへの送金方法はこちら


デメリット③ 実店舗がないのでサポートを受けにくい

実店舗がないため、問題が起きたときのサポートはチャットが中心です。これはWiseに限った話ではなく——GcashやMayaといったフィリピンのフィンテックサービスも同様です。日本の銀行のように「窓口に行く」という選択肢がないのは、オンライン完結型サービス全般に共通する特性として理解しておく必要があります。

だからこそ、アプリの通知をオンにして、明細をこまめに確認する習慣が大切です。

実際にWiseカードでエラーが出たときの対処体験も書いています。 → Wiseカードのエラー対処体験はこちら


デメリット④ 送金は銀行口座のみ・現金での受け取りは不可

Wiseで海外送金ができるのは、相手が銀行口座を持っている場合のみです。

Western UnionやRemitlyのように「現地の窓口で現金を受け取る」という使い方はできません。日本の家族への仕送りなど、相手が銀行口座を持っていない状況では使えないという点は知っておく必要があります。

フィリピン在住者が日本に送金する分には問題ないケースがほとんどですが、送金先の状況によっては別のサービスを使う必要があります。

フィリピンの送金・GCash事情についてはこちら


デメリット⑤ クレジットカード入金不可・ポイントも保険もなし

Wiseへのチャージは、銀行口座・デビットカード・Eウォレットからのみ対応しています。クレジットカードでの入金はできません。

また、Wiseはデビットカードなので:

  • ポイントやマイルが貯まらない
  • 旅行保険などの付帯サービスがない
  • 後払い(クレジット機能)がない

日本のクレジットカードに慣れている方には、この点が意外と物足りなく感じるかもしれません。「マイルを貯めたい」「ポイント還元を受けたい」という方は、Wiseカードだけでは完結しないので、他のカードと使い分けが必要です。

私自身、普段の買い物はWiseカード、ポイントを貯めたい大きな買い物は別のカード——と使い分けています。


それでも私がWiseを使い続ける理由

デメリットを5つ並べておいて何ですが——それでも私はWiseを手放せません。

一番の理由は手数料の安さです。日本の銀行からフィリピンに送金するとき、銀行経由だと手数料と為替スプレッドで数千円が消えることもある。Wiseは中間レート(実際の市場レート)をそのまま使うので、じわじわ損をしない。13年フィリピンで生活してきて、長い目で見るとその差はかなり大きいです。

それに、アプリが使いやすい。残高確認、カード凍結、通知設定——全部スマホひとつで完結します。

完璧なサービスではないです。でも、フィリピン在住の日本人として「総合的にいちばん使いやすい」という結論は、今も変わっていません。


まとめ:Wiseカードのデメリットと対処法

デメリット対処法
ATM出金は無料枠超えると手数料あり月一回まとめて引き出す
パレンケ・ローカル店では使えない現金と使い分ける
実店舗なし・サポートを受けにくい通知オンにして明細をこまめに確認
送金は銀行口座のみ・現金受け取り不可必要に応じて別サービスと併用
クレカ入金不可・ポイント・保険なし他のカードと使い分ける
Wiseカードが向いている人
  • フィリピン在住・長期滞在の方
  • 日本からの送金コストを下げたい方
  • 海外での両替・ATM手数料を減らしたい方
Wiseカードが向いていない人
  • 銀行口座を持たない相手に送金したい方
  • ポイントやマイルを重視する方
  • 何かあったとき窓口で相談したい方

💡 使い方のコツ: Wiseは決済ツールとして使うのがベスト。大きな金額を長期間置いておくより、使う分だけチャージする運用がおすすめです。


Kumiko Sato
✍ Author
Kumiko Sato

フィリピン在住の日本人ブロガー。文化・食・日常生活をテーマに、日本とフィリピンのあいだにある歴史や文化のつながりを紹介しています。
フィリピン人の夫とカビテ州アマデオで暮らしながら、海外生活のリアルを記録しています。

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