【実体験】フィリピン13Aビザ取得レポート|一番大変だったのは?

【実体験】フィリピン13Aビザ取得レポート|一番大変だったのは?
目次

最初に正直に言います:私のケースはイレギュラーでした

この記事は、私が実際に13Aビザを取得した体験談です。
ただし、最初にお伝えしておきたいことがあります。

私の13A取得は、コロナ禍の2020年という特殊な状況下で、
かつプロベイションビザ(仮滞在ビザ)からの切り替え申請でした。

  • インタビューはコロナの影響でスキップ
  • 更新が3ヶ月以上遅延したが罰金なし
  • 以前勤めていた会社がプロベイションビザの手続きをサポートしてくれた流れで、13Aへの切り替えもスムーズだった

通常の新規申請とは異なる部分もあるため、最新の手続きはBI(Bureau of Immigration)の公式情報を必ずご確認ください。

それでも、費用・必要書類・申請から取得までの期間・現地での実際の体験については、当時の領収書や書類をもとにリアルな情報をお伝えできます。

結論:13Aビザ取得で一番大変だったのは「予約」と「駐車」でした

書類の準備が一番大変だと思っていませんか?

私の体験では、手続きそのものより、BIに辿り着くまでの方がよっぽど大変でした。

具体的には:

  • 🥇 一番大変:BIオンライン予約(深夜0時の椅子取りゲーム)
  • 🥈 次に大変:イントラムロスでの駐車
  • 🥉 意外と大丈夫:書類の手続き自体

この記事では、そのリアルも含めて全部お伝えします。


13Aビザとは?

フィリピン13Aビザとは何?

13Aビザ(正式名称:Permanent Non-Quota Immigrant Visa by Marriage)は、フィリピン人の配偶者を持つ外国人が取得できる永住ビザです。

SRRVなどの退職者ビザと異なり、多額の預託金は不要。フィリピン人と法律婚をしていることが条件です。

取得後は更新の手続き(アニュアルレポートなど)は必要ですが、フィリピンに合法的に長期滞在できる最もシンプルなビザのひとつです。

13Aビザ取得後に一時帰国する場合は、事前準備が意外と重要です。
👉 実際に帰国する際のチェックリストはこちら

関連記事: 13Aビザの一時帰国・長期不在時の扱いについて


私のケース:プロベイションビザから13Aへの切り替え {#私のケース}

13Aビザには、大きく分けて2つの申請パターンがあります。

① 新規申請:観光ビザなどから直接13Aを申請する
② 切り替え申請(Amendment):プロベイションビザ(13A仮滞在)から永住13Aに変更する

私が行ったのは②の切り替え申請です。

フィリピン人の夫と結婚後、以前勤めていた会社のサポートでまずプロベイションビザを取得。その後、自分で13Aへの切り替え手続きを行いました。会社のサポートでビザ手続きの流れを把握していたこともあり、13Aの申請自体は思ったより難しくありませんでした。

申請書類の正式名称は「Joint Request for Amendment of Status from Probationary Visa to Permanent Residence Visa under Section 13(A)」。BI Form V-I-005-Rev 1という書式を使います。


必要書類リスト

BI Form V-I-005-Rev 1に記載されている必要書類は以下の通りです。

申請者(外国人)側の書類

  1. フィリピン人配偶者との連名レター(BIコミッショナー宛)
  2. CGAF(BI Form CGAF-001-Rev 1)2部原本
  3. 同居継続の共同宣誓供述書(Joint Affidavit of Continuous Cohabitation)※公証必要
  4. パスポートのコピー(顔写真ページ・ビザのページ・最新入国スタンプのページ)
  5. NBIクリアランス(National Bureau of Investigation)
  6. BIクリアランス証明書
  7. 検疫局の医療クリアランス(2014年6月以降入国の特定国籍のみ)

ポイント: 宣誓供述書など一部の書類は公証(Notarization)が必要です。BIのオフィス内に公証ができる場所があるので、当日そこで済ませることもできます。ただし領収書はもらえないことがあるので注意。

注意:外国人がNBIクリアランスを取得する場合、UN Avenue(マニラ本部)でのみ取り扱いされます。オンラインで希望の支店を予約ができてしまうので、びっくりしちゃうのですが、NBI公式サイトにはこの注意書きはありませんのでご注意を!

『外国籍でNBIクリアラン申請希望の方は、マニラのU.N アベニューにあるNBIクリアランスビルディングでお願いします(マニラドクターズ病院向かいです)。』の注意書き。

費用:領収書を公開します

実際に使用したBI Form V-I-005-Rev 1より抜粋。必要書類のチェックリストが記載されている。
実際に使用したBI Form V-I-005-Rev 1より。必要書類のチェックリストが記載されている。


メインの申請費用

項目金額(フィリピンペソ)
Application Fee1,000
Implementation Fee500
Passport Visa Fee200
Legal Research Fee60
Amendment Fee500
Certificate Fee500
Form50
Immigrant Certificate of Residence1,400
ACR I-Card Fee2,500.50
合計6,710.50

エクスプレスレーン費用

項目金額(フィリピンペソ)
Express Lane Fee(I-Card Processing)500
Express Lane Fee(Certification)500
Express Lane Fee(Filing)500
Express Lane Fee(Implementation)1,000
合計2,500
当時(2020年6月)の実際の領収書をもとにした、13A申請にかかった費用です。
当時(2020年6月)の実際の領収書をもとにした費用です

総合計:約9,210ペソ(2026年2月時点のレートで約2.5万円前後)

メイン費用の領収書(6,710.50ペソ)。インタビュー日程の通知も記載されている。
メイン費用の領収書(6,710.50ペソ)。インタビュー日程の通知も記載されている。私の時はコロナ禍だったため、インタビューは実施されなかったが、この日に再度BIに向かい、手続きの続きをした。
BIオフィシャルレシート エクスプレスレーン費用の領収書(2,500ペソ)。ACR-iカードの時とは違い、エクスプレスレーンは支払わなくてもOKだった。しかし払っておけば優先されるので払っておいた。
BIオフィシャルレシート エクスプレスレーン費用の領収書(2,500ペソ)。

プラス、BIオフィス内での公証費用(領収書なし)がかかりました。

注意: 費用は変更になる場合があります。最新の料金はBI公式サイトでご確認ください。また、2020年当時の金額のため、現在は異なる可能性があります。


申請から取得までのタイムライン

簡単な13A申請の手順フロー図解。
日付内容
2020年6月26日申請・書類提出・支払い
2020年7月1日/6日インタビュー予定日(→コロナでスキップ)
2020年8月10日実施予定日(Tentative Date of Implementation)
2020年9月23日ビザが手元に届いた(日記より)

申請から取得まで:約3ヶ月

コロナ禍で政府機関が断続的にクローズしていた時期のため、通常より時間がかかったと思われます。また更新が3ヶ月以上遅れましたが、当時はコロナの特例措置により罰金はありませんでした。

書類には「インタビュー:2020年7月1日または6日」と明記されていましたが、実際にはコロナの影響でスキップされました。通常の申請ではインタビューが行われるため、原本書類を持参して臨む準備が必要です。


ほぼ無理ゲーのようなBIオンライン予約。鍵は深夜0時にあり。

これが13Aビザ取得で一番の難関でした。

BIの予約はオンラインで取得するのですが、スロット数が非常に少なく、すぐに埋まってしまいます。友人も同じ状況で苦労していたので、コロナ禍が落ち着いた後も変わっていないようです。

確実に予約を取る方法:深夜0時ちょうどに予約ボタンを押す。

新しい予約スロットが毎日深夜0時にリリースされます。0時になった瞬間に予約ページを更新してボタンを押す、まさに椅子取りゲームです。

コツとしては以下の通りです。

  • 予約ページを開いたまま、0時になるのを待つ
  • 0時になったらすぐにページを更新
  • 空きスロットが出たら迷わず即クリック
  • 失敗しても翌日また挑戦する

根気が必要ですが、これが今のところ一番確実な方法です。


イントラムロスBI本局へのアクセスと駐車事情

13Aビザの申請は、マニラのイントラムロスにあるBI本局(メインブランチ)のみで受け付けています。地方のBIオフィスでは申請できないので注意が必要です。

BI本局の住所: Magallanes Drive, Intramuros, Manila

駐車事情:

正直に言います。駐車が一番しんどかったです。

イントラムロスは歴史地区で道が複雑な上に、周辺の駐車スペースが限られている…というかほぼありません。
BIオフィスに辿り着くより、安全に車を停める場所を見つける方が時間がかかりました。

オフィスの外に、路上駐車を勧められ、そこにいるお兄ちゃんたちにお金を払うと適当な場所に駐車はできますが、これもそもそも違法ですし、車が傷ついても保証は一切ないです。

車で行く場合のアドバイスとしては、時間に余裕を持って出発すること、できれば周辺の駐車場を事前に調べておくことをおすすめします。公共交通機関やGrab(配車アプリ)で行く方が、結果的にスムーズかもしれません。


まとめ:13Aビザ取得を成功させるポイント

私の体験からまとめると、13Aビザ取得の難易度はこんな感じです。

思ったより大変だったこと

  • BIのオンライン予約(深夜0時の椅子取りゲームを覚悟する)
  • イントラムロスでの駐車(時間に余裕を持って)

思ったより大変じゃなかったこと

  • 書類の準備(リストに沿って揃えれば難しくない)
  • BIでの手続き自体(流れに沿って進めるだけ)
  • 費用(約9,210ペソ=2〜3万円程度)

私がコロナ禍で経験したイレギュラーなこと

  • インタビューがスキップされた(通常はあります)
  • 更新の遅延があったが罰金なし(コロナ特例)

13Aビザは、正しく準備すれば取得できます。一番大事なのは「予約を粘り強く取ること」と「BI本局に行くこと」です。

この記事がこれから13Aを申請する方の参考になれば嬉しいです。

更新手続きやアニュアルレポートについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

13Aビザが取れたら、フィリピンでの長期生活をより快適に。日本のKindle本やNetflixをフィリピンから楽しむ方法はこちら。
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この記事の情報は2020年の体験をもとに2026年2月に執筆しています。ビザ手続きや費用は変更される場合があります。最新情報はBI公式サイト(immigration.gov.ph)でご確認ください。

Kumiko Sato
✍ Author
Kumiko Sato

フィリピン在住の日本人ブロガー。文化・食・日常生活をテーマに、日本とフィリピンのあいだにある歴史や文化のつながりを紹介しています。
フィリピン人の夫とカビテ州アマデオで暮らしながら、海外生活のリアルを記録しています。

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