
さっぽろ地下街ポールタウン内『KENELE STAND 札幌ポールタウン店』
2026年1月15日(木)〜5月15日(金)の期間限定で発売中です。
海外に出てはじめて気づくことがあります。
地元でなんとなくやっていた仕事が、実は自分の根っこだったということ。
フィリピンで暮らす私のもとに、
ある日、STV「どさんこワイド」のまさと君が来てくれました。
「世界にいる道産子」として紹介していただいたあの日のことは、
今でも少し不思議な気持ちで思い出します。
その時の記事はこちら⬇️

北海道を離れて何年も経つのに、
私はいまだに「道産子」として見てもらえるのだと。
そんな直後に届いた、札幌からの連絡
どさんこワイドの取材からまだ興奮が冷めないうちに、
今度は札幌から、もうひとつの連絡が届きました。
かつて私がデザイナー・イラストレーターとして制作に関わった「小鳥のひろば」の看板が、
ガチャポンのアクリルキーチェーン(アクキー)になるというお知らせでした。

ありがたいことに、今回のキーホルダー制作にあたり、
札幌都市開発公社様の公式ホームページ内インフォメーションでも
製作者としてご紹介いただきました。
小鳥のひろばという場所
札幌の地下街にある「小鳥のひろば」。
道民なら一度は耳にしたことがある、
待ち合わせの定番スポットです。
地下街の中で、ほんの少し空気が変わる場所。
人が立ち止まり、誰かを待ち、再会し、別れていく。
あの風景は、札幌の記憶の一部だと思っています。
私が担当したのは、看板と鳥の装飾
担当したのは、
- 小鳥のひろばの看板
- 上部にいる鳥の装飾部分
の2つです。
毎日たくさんの人が目にする場所だからこそ、
ただの装飾ではなく、「記憶に残る景色」になるよう意識して制作しました。
あの日、工房で色をつくったこと
制作当時、私は工房まで足を運びました。
デザインデータを渡して終わりではなく、
実際にペンキを使い、職人さんたちと一緒に色をつけたかったからです。
私は計算して色を決めるタイプではなく、
感覚で「この色」と決めていきます。
だから色数も多く、
混色も細かくなり、
職人さんにとっては手間のかかる仕事だったと思います。
それでも――
「この色です」と伝えると、
職人さんはパパッと混ぜて、ぴたりと再現してくれました。
あの瞬間の驚きと、少しの申し訳なさ、
そして何より「ものづくりってすごい」という感動。
今でもはっきり覚えています。
ピンクと青に込めたもの
印象的だった色は、ピンクと青でした。
青はインコを象徴する色のひとつ。
地下街の中でも、澄んだ印象を残す色。
そして、ピンク。
本来そこにはあまり使われない色かもしれません。
でも私は、どうしてもピンクを入れたかった。
学生時代、私自身も何度も小鳥のひろばで待ち合わせをしました。
友達と、好きな人と、少し緊張しながら。
あのときのドキドキした気持ちを、
ほんの少しだけ色にのせたかったのです。
あのピンクは、
私の記憶の一部でもあります。
それがガチャポンになった
今回、その小鳥のひろばの看板が「さっぽろ地下街アクキー」としてガチャポン化されました。

全7種類のラインナップのひとつで、地下街を象徴するスポットとして選ばれています。
▶ プレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000166988.html
販売場所は、さっぽろ地下街ポールタウン内に
2026年1月15日(木)〜5月15日(金)の期間限定でオープンした
『KENELE STAND 札幌ポールタウン店』です。
地下街の一角にあった看板が、
手のひらサイズのアイテムになる。
単なるグッズ化ではなく、
札幌の”記憶”が小さな形になったということだと感じています。
海外に住む今、思うこと
日本を離れてみると、
何気ない街の風景がどれだけ自分の一部だったかを強く感じます。
どさんこワイドで「世界にいる道産子」と紹介された直後に、
札幌の原点の仕事が、こうして新しい形になった。
遠く離れていても、
街とのつながりは消えないのだと、静かに思いました。
おわりに
小鳥のひろばは、
私にとって「仕事」でもあり、「青春」でもあります。
あの場所で待ち合わせをした人たちの記憶の中に、
少しでも色を残せていたなら嬉しい。
そして今、
その景色が小さなアクキーとして、
また誰かの手に渡っていく。
街の記憶は、ちゃんと続いていくのだと思います。
今回のガチャポン化にあたり、さっぽろ地下街を管理する札幌都市開発公社の方からもご連絡をいただきました。
こうして再びご縁をいただけたことに、感謝しています。

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