このあたりで滝といえば、バリーテの滝が有名です。
開発される前は、水が飲めるくらい澄んでいて、よく泳ぎに行っていました。でも今は3つのリゾートに管理されて、すっかり変わってしまった。
近場で気軽に泳げるところはないかな、とGoogleマップをなんとなく眺めていたら、見つけたんです。マヤングの滝(Mayang Falls)。
Googleレビューには「人が少なくて最高」とある。主要道路からも離れていて、ほぼ隠れスポット状態。とりあえずライアンと行ってみることにしました。

マヤングの滝への場所とアクセス
住所は Trece Martires、Cavite。Googleマップで「Mayang Falls」と検索すれば出てきます。
ただし、入り口には看板が一切ありません。5 Conchu Road(コンチュー・ロード) をひたすら進んでいくんですが、細くて凸凹した道が続いていて、「本当にここ?」と不安になりながら進む感じ。知らなければまず気づかない入り口です。
車の場合、道をそのまま300〜400メートルほど進むと空き地があります。そこが駐車場です。私たちが行ったとき、車で来ていたのは私たちだけでした。
混雑について: 私たちが訪れたのは土曜日の昼でしたが、激混みというほどではありませんでした。Googleレビューによると火曜・水曜が一番空いているようです。週末でも楽しめます。
料金と受付
駐車場のそばに、「Information 」と書かれた掘立て小屋があります。ここが受付。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 入場料 | 20ペソ/人 |
| コテージ代 | 400ペソ(1日・1組) |
| 2人の合計 | 440ペソ |
ポイントは、コテージを1つ借りることが必須なこと。1人で来てもコテージ代は400ペソかかるので、グループで来るほどコスパがよくなります。フィリピンの物価感覚からすると、ローカルスポットとしては標準的なところでしょうか。
受付では名前と簡単な住所を記入して、「お酒はダメよ」と念押しされます。
滝までの道のり
受付を済ませたら、いよいよ中へ。
階段を降りながら、ふと思いました。雰囲気はWawaダムに似てる。Wawaダムのすごい小ちゃい版。

Wawaは上へ上へと登っていくけれど、ここは逆。ひたすら下へ降りていく。あそこはものすごく壮大なんですが、ジャングルの中を、木々をかき分けるようにして降りていく感じです。洒落た感じは一切なくて、地元の人たちだけがやってくる、整備されすぎていない、あの感じは共通するものがある。
手すりは一切ありません。足を踏み外したら普通に死にます。 スリッパで来た方は、ここで後悔することになります。アクアシューズか、グリップのしっかりした靴で来てください。

道中、敷地内に住み着いている野良犬が何匹かウロウロしています。フレンドリーで噛みついてくるようなことはなかったので、そこは安心してください。
遠くから、低くて重い「ドボーン」という音が響いてきます。まだ滝は見えていないのに、その音だけで「あ、かなり下にあるな」「かなり高いところから落ちてるな」とわかる。その音がだんだん近づいてくるのが、ちょっとした冒険気分でした。
滝の様子
階段を降りきると、滝が現れます。

正直な第一印象は、「結構小さいな」でした。ラグーナにあるフルガン滝のような本格的な滝と比べるものではありません。そこは期待するポイントじゃない。
でも、その小さな滝を目の前で、すぐそばで見られる。それだけで十分リフレッシングでした。

日本なら「危険」と立入禁止になるような場所でも、フィリピンは自己責任。水が落ちるすぐ手前まで近づけます。今にも壊れそうな竹製の橋が滝の上にかかっていて、そこを歩けるようになっています。安全性はゼロです。 でも渡れます。渡っていいんです。こっちはそういうところです。

ジャンピングスポットはかなりの高さがあります。
ライアンが恐る恐る上から覗き込んでいました。

飛び込む音が轟いて、勢いのついた体が水面に叩きつけられる重低音が、遠くにいてもはっきり聞こえます。思わず身がすくみました。
水深はジャンピングスポット以外は浅めで、子連れでも安心して遊べます。さらに奥に進むと、水が澄んできて岩がゴツゴツとしたエリアに入ります。泳ぐというよりハイキングに近い感覚で、また違った楽しみ方ができます。
マヤング滝の正直なところ3ポイント
ここからは、包み隠さず書きます。
1:ゴミは多いです。
マヨングの滝に限った話ではないのですが、管理が行き届いていないのか、スナック菓子の袋などのプラごみがあちこちに落ちています。
ライアンがプラスチックのコップを捨てようとしている人に気づいて、拾って「落ちてましたよ」と優しく手渡したんですが、その方はかなり戸惑っていました。「これをどうしろっていうの?」という表情で。
悲しいけれど、これがここの現実です。自分のゴミは必ず持ち帰る気持ちで行きましょう。
フィリピンに長年住んでいて思うのは、これはフィリピン全体の課題だということ。砂浜に穴を掘ってプラスチックを埋めている人を見たこともあります。シティに住んでいる人なら、知っていてやっているケースも多い。でもそれ以上に恐ろしいのは、「土や砂浜に埋めれば自然に還る」と本気で思ってやっている人がたくさんいること。悪意がないぶん、問題は根深いんです。
プラスチックは土には還らない。燃やしてもいけない。その基礎知識がまだ広く共有されていない。
ステータスに関係なく、この意識の低さはフィリピン社会全体に横たわっている問題だと感じます。
2:体が痒くなります。
私もライアンも、帰ってからポツポツが出ました。原因は不明ですが、滝エリアの岩に書かれた落書きに「Makate dito(ここは痒い)」とあったので、私たちだけではないようです。

壁にわざわざ書かなくてはいけなかったほど痒かったんですかね
3:更衣室・シャワーはありません。
水着に着替えるなら車の中か、それなりの場所で。帰りはそのまま家でシャワーを浴びる前提で行きましょう。
4:客層について
地元のフィリピン人が中心で、外国人はいません。気取った人は行かないローカルスポットです。
大きなBluetoothスピーカーを持ち込んで、エミネムや90年代の曲を大音量で流しているグループがいます(これはほぼ確実)。その場で煮炊きをしている家族連れもたくさんいます。
外国人がほとんどいないエリアなので、ビキニなどセクシーさを強調するような水着は避けたほうが無難です。余計な注目を集めますし、危ないです。
マヤングの滝には「コテージエリアでたむろをしないように」という注意書きがありました。
お金を払って借りているコテージでゆっくりしちゃいけないのか?と思ったんですが、ライアンが…
今通りがかった若い男の集団みた?
うん。どうしたの
もう一つの団体と一触即発しそうだったわ。
監視員きて追っ払われてたけど。
ああいう喧嘩目的であつまってきてるやつ、何組もいるね。
お金も払わず滝に来る、チンピラの集まりもぴらぴらしているようです。
でも普通にしてたらトラブルに巻き込まれる危険は低いのでご安心を。
できればフィリピン人のご友人、ご家族、またはタガログ語がわかる人と来られるのがいいです。
まとめ:こんな人におすすめ
- フィリピンのディープなローカル体験がしたい方
- 週末に近場でちょっとした自然を楽しみたい方
- 安く遊びたい方
逆に、整備されたきれいな観光地を求めている方には向きません。
バリーテの滝と比べると、まだ水がおしっこ臭くない分、マヤングはましです。それだけでも御の字と思えるかどうか、ですね。
また来るかと聞かれたら…まあ、犬を連れて遊びきてもいいかな、と思います。
オフリードに慣れてる子、現地の犬たちを気にしない、あるいは喧嘩をしない子なら、放し飼いにしても大丈夫そう。
マヤング滝の基本情報
| 名称 | Mayang Falls(マヤングの滝) |
|---|---|
| 住所 | 5 Conchu Road, Trece Martires, Cavite |
| 入場料 | 20ペソ/人 |
| コテージ | 400ペソ(必須・1組) |
| 駐車場 | あり(無料・空き地) |
| シャワー | なし |
| 更衣室 | なし |
| おすすめ装備 | アクアシューズ |

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