- 13Aビザは「フィリピンにいないから」といって、ただちに返還義務が生じるビザではありません
- ただし、居住実態がないまま放置すると、実務上のリスクが高くなります
- 特に アニュアルレポート未提出問題と必ず結びつきます
- 維持するなら「管理までセット」、できないなら「整理」も現実的な選択肢です
13Aビザは「いない=返還」ではない
- 一時帰国した
- 日本にしばらく滞在している
- 海外で生活している期間がある
といった理由なら大丈夫ですが、
ここが、多くの人が
「じゃあ、そのまま持っていていいんだ」
と誤解しやすいポイントです。
13Aビザを放置すると起きやすい問題

アニュアルレポート未提出が積み上がる
13A保持者は、原則として
毎年1月〜3月にアニュアルレポートを行う義務があります。
しかし、
- フィリピンに住んでいない
- BIに行けない
- そもそも対象だと認識していない
こうした理由で、
未提出の年が積み重なってしまうケースが非常に多いです。
この未提出は、
その場では何も起きなくても、
後日の手続きでまとめて発覚します。
帰国・手続きのタイミングで突然問題になる
特に多いのが、次のタイミングです。
- フィリピンへ戻ることになった
- 別のビザ手続きをする
- ECCや出国関連の手続きを行う
このときに、
「この年のアニュアルレポートが出ていませんね」
と指摘され、
罰金や追加手続きが発生するケースがあります。
アニュアルレポートとの関係は切り離せない
13Aを保持したまま、長期間フィリピンに住んでいない
113Aを保持したまま長期不在になると、
アニュアルレポート問題と必ず結びつきます。
- 13Aは出国しただけでは失効しない
- しかし「居住実態」がない状態での放置はリスク
- アニュアルレポート問題と必ずつながる
- 自分のライフスタイルに合わせた判断が必要
この点については、
アニュアルレポートの詳細を別記事で解説しています👇
アニュアルレポート記事へ
ケース別|13Aビザはどう扱うのが現実的?
重要なのは、
自分の今後の生活スタイルに合っているかどうかです。
ここでは、よくあるケース別に
現実的な判断の目安を整理します。
ケース①|一時帰国・短期の海外滞在のみ
結論:そのまま保持で問題ないケースが多い
- 数週間〜数か月の海外滞在
- フィリピンに生活拠点がある
- 近いうちに戻る予定がある
ケース②|数年単位で海外に住む予定
結論:保持リスクが高くなる
- アニュアルレポート未提出が積み上がりやすい
- 後から説明・罰金が発生しやすい
👉 整理を検討する価値あり。
ケース③|戻るか未定
結論:中途半端な放置が一番危険
- 維持するなら管理までセット
- 管理できないなら整理も視野
ケース④|今後戻る予定がほぼない
結論:整理が合理的
管理コストとリスクだけが残る
実務上のメリットがほぼない
BIで「なぜ13Aを保持しているのか」と聞かれたら?
Q. 普段は日本在住だが、1〜3月に帰国してアニュアルレポートを提出している。この場合は?
じゃあ、たとえば、 普段は日本で暮らしている。
でも一月から三月の間にフィリピンに戻り、アニュアルレポートを自分でする。
そして提出後、日本に戻る。 これは後から問題になるんでしょうか…?
A. 👉 原則として、問題になりません。
あなたが挙げた流れ👇
- 普段は 日本で生活
- 1月〜3月の間にフィリピンへ入国
- 自分でアニュアルレポートを提出
- 提出後、日本へ戻る
これは、制度上も実務上も「アリ」なやり方です。
なぜ13A を保持しているのかをBIから質問された時、なんて回答したらいい?
BIで実際に聞かれた(or 聞かれそうな)質問への「模範回答」ですね。
これはかなり大事なので、使える返答をレベル別に用意します。
前提として、
Bureau of Immigration(BI)がこの質問をする目的は
「違反を責める」ではなく「居住実態の確認」です。
なので、正直+一貫性が最優先です。
BIで「なぜ13Aを保持しているのか」と聞かれた場合は、
一時帰国なのか、長期不在なのか、将来戻る予定があるのかを、事実ベースで説明するのが基本です。
放置している印象を与えないことが重要です。
① 一時帰国・短期海外滞在の場合(最も安全)
使える返答例(そのまま言ってOK)
現在は一時的に日本に滞在していますが、
フィリピンでの生活拠点は維持しており、
近いうちに戻る予定です。
そのため13Aビザを保持しています。
ポイント
- 「一時的」
- 「生活拠点はフィリピン」
- 「戻る予定がある」
👉 これでほぼ問題になりません
② 数年単位で海外にいるが、将来戻る可能性がある場合
現実的で評価が下がらない答え
現在は家族の事情で海外に滞在していますが、
将来的にフィリピンへ戻る可能性があるため、
13Aビザを保持しています。
状況に応じて、整理も検討しています。
ポイント
- 「戻る可能性」
- 「状況に応じて整理も検討」
👉 放置ではなく、考えている人という印象になる
③ すでに長期不在・今後も戻る予定が薄い場合(重要)
正直+逃げ道を作る答え
現在は海外で生活しており、
フィリピンに住んでいない期間が続いています。
13Aビザの扱いについては、
今後整理する方向で検討しています。
ポイント
- 嘘をつかない
- 「整理する方向」という意思表示
👉 この答えは評価が下がりにくい
13Aビザを整理(返還・キャンセル)するという選択
13Aを整理する=「使わないビザをきちんと片付ける」
- 現在フィリピンに住んでいない
- 今後もしばらく住む予定がない
- アニュアルレポートの管理ができない
こうした状況で保持し続けると、
ビザの性質と実態がズレた状態になります。
このズレを解消する手段が、
13Aを「整理する(返還・キャンセルする)」という選択です。
整理しない場合より、楽になるケースも多い
13Aをそのまま放置すると、
- アニュアルレポート未提出が積み上がる
- 罰金や追加説明が後から発生する
- 帰国や再手続きの際に時間がかかる
といった問題が起こりやすくなります。
一方で、
状況に応じて13Aを整理しておけば、
- アニュアルレポートの義務がなくなる
- 「なぜ保持しているのか」という説明が不要
- 将来の手続きがシンプルになる
というメリットがあります。
「返したら二度と取れない」は誤解
ここも、よくある誤解です。
13Aを整理したからといって、
将来二度と13Aが取得できなくなるわけではありません。
もちろん、
- 配偶者関係が継続している
- 条件を満たしている
という前提は必要ですが、
再度13Aを申請すること自体は可能です。
「今は使わないから一度整理する」
という判断は、
将来の選択肢を潰す行為ではありません。
整理を検討したほうがいいタイミング
次のような状況に当てはまる場合は、
13Aを整理する選択肢を検討する価値があります。
- 数年以上、海外で生活する予定がある
- フィリピンに戻る時期が決まっていない
- アニュアルレポートを管理できていない
- すでに未提出の年がある
「もったいない」という感情より、
将来の手間とリスクを減らす視点で考えるのが現実的です。
実際の手続きはどうするの?
13Aの整理やキャンセルについては、
ケースによって手続き内容が異なるため、
最終的には
Bureau of Immigration(BI)での確認が必要になります。
ただし大切なのは、
問題が起きてから相談するより、
問題になる前に整理する方が圧倒的に楽
という点です。
まとめ
- 13Aの整理は違法でも失敗でもない
- 使わない状態での放置が一番リスク
- 再申請の道が完全に閉ざされるわけではない
- 今の生活に合った選択をすることが大切
13Aビザに関するよくある質問(FAQ)
13Aビザは出国しただけで返還義務が生じるものではありませんが、長期不在や放置はアニュアルレポート未提出などの問題につながる可能性があります。
自分の生活スタイルに合わせて「維持」か「整理」かを早めに判断することが重要です。

フィリピン(海外生活・情報)ランキング
にほんブログ村
